Q. ライフパスナンバー(運命数)の悪いところは変えられないのですか?いい加減、自分の数字の短所に嫌気がさしてきたのですがダメな自分を運命として受け入れるしかないのでしょうか?
A. ライフパスナンバーをそのまま日本語にすると「人生の道を表す数字」ということになり、いかにも定められた運命という意味合いに聞こえますね。「運命数」と呼ばれるのも同様の考え方にもとづくものでしょう。
ある程度は仕方ないと思いますがライフパスナンバーの性質はあくまでも初期値です。身を置く環境やその後の経験、自分の意思などで擬似的に他の数字の要素を身につけることはできます。ただし、ライフパスナンバーを全否定するのは遠回りですので、現実は現実として受け入れた上で他の数字の人を見習うという姿勢が生きやすいのではないでしょうか。
以下、詳細です。
同じ数字でもまったく性格の違う人がいるのを見ても分かるように、生まれ育った環境やその後の体験・経験などによって形成される人格は大きく変わってきます。先天的な性質(ライフパスナンバーやバースデーナンバーなど)で左右されることはあっても「定められた運命」は言い過ぎではないでしょうか。
まず、誰か(特に自分のソウルナンバーや未来数に該当する数字の人など)を羨ましく思って、ただその真似をするというのではわざわざ不利な土俵で戦うことになってしまいます。この展開は、数秘術の観点からはあまりお勧めはできません。
そうではなくて、自分の数字の典型的なネガパターンに陥るのが嫌で、他の数字との「良いとこ取り」を模索するというのであれば積極的に挑む価値があるでしょう。
あえてレベルの低い話をすると筆者は地に足がついていないLP33ですが、ほぼ毎日Twitterで数秘ネタを投稿しています。傍から見るとこれがどっしりタイプの4さんぽく(地道に継続)見えることもあるようです。…が、実は数秘術に没頭していて四六時中頭の中そればかりのため(笑)結果的に出来ているだけ…なのです^^;
しょうもない例でしたが、事情を知らない人が見ると「え?この人ほんとに33なの?」と意外に思うかもしれません。33の、のめり込む性質を利用して(4になりきることは無理でも)部分的に4を実現することはできるのです。
テーマになる軸が数字ごとに違う(4なら規則的、33なら極端)というだけのことですので、他の数字の行動パターンを擬似的に作り出すことは可能です。ただし、何もかも4を演じようとするのは「その役なら4さんにお任せした方が効率的だよね」ということになります。
自分に欠けているものを認めて、他の数字の良いところを自分なりに実現する、というのが数秘術の知識の活かしどころではないかと思います。
それとは別に、俯瞰した視点から言うとあなたの数字は、あなたに与えられた「人類全体のなかの小さなひとつの課題」として捉えることもできます。
それぞれの数字の性質の違いは、言わばアプローチや手段の違いだと筆者は考えています。すべての川がひとつの海に繋がっているように、どの数字の人でも最終的に目指しているところは一箇所に集約されるように思います。いろいろな数字の人がいろいろな経路を通ることで、人類は全体像(真実や真理と言ってもいいでしょう)を知ることができる仕組みになっていると考えてみてはいかがでしょうか。
あなたという一粒の雨が落ちた場所がたまたま流れの激しい川(5)だったり、蛇行していたり(3)、大きくて緩やかだったり(4)、地下を流れていたり(7?)…というだけの話で、どの川も重力に従って身を任せて進みさえすれば自然と海が見えてくるはずです。
ただ、その海に流れ着くのに必要な時間に対して一人の人間の寿命は少々短いようです。そのために「どの数字も結局は同じ」とは思いにくいのかもしれませんが、そこは次の世代の同じ数字の人にタスキを渡すということで良いのではないでしょうか。
今後生まれてくる人たちが自分と同じところで躓いたり苦しんだりしなくていいように、一つでもいいから目の前の課題を克服する、あるいは生きやすい環境を整えるなどあなたが持つ数字の使い道を広げておくと、未来はきっと良くなると思います。
そうした人類全体のなかの、ひとつの与えられた課題に対してどう自分が役割を果たす(その数字の生き方の一例を示しておく)のか、という視点に立ってみると今後のためのヒントが何か見つかるかもしれません。
数字の意味の解説を読む
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