Q. 私は戸籍上は4月2日生まれということになっているのですが、実際に生まれたのは3月末だそうです。どちらの誕生日を使うかによってライフパスナンバー(運命数)が違ってきますが、どちらで見るのが良いのでしょうか?
A. 本当の誕生日と役所に届けられた誕生日が違うというのはよくある話です。特に年度末にお生まれになった方に多いですね。このような場合は名前が複数ある場合の数字の見方と同様に考えます。「数字そのものが力を持っていて運命を決める」という説も否定はできませんが、どちらかと言えば「持って生まれた運勢が数字に現れている(他にもいろいろな形で現れている)」と考える方が自然だと筆者は思います。
どちらか一つの誕生日に絞ろうとすると無理が生じますので、あるがままに二つの数字をお持ちになっていると一旦仮定してください。そして、二通りの数字を見比べて、どちらが自分に当てはまっているか検証してみましょう。最終的にもどちらか一つに決める必要はなく「片方が7割、もう一方が3割ぐらいの感じ」といった答えでも構いません。
以下、詳細です。
本題にお答えする前に、根本的なところを確認しておかなければなりません。
数秘術はなぜ当たるのかという疑問にも通じる話になるのですが、表面的に見ていてはこの手のお題は答えが出ません。今のところ筆者が最も納得できるのは、数秘術は「当たる」のではなく「その人に関わる現象の一部を見ている」だけ、という見方です。
少々分かりにくいと思うので例を出して、ライフパスナンバー1の人がいたとします。この人が1という数字に影響されて開拓精神に満ちているのではなくて、開拓者の道を割り当てられた人だからライフパスナンバーが1になる日に生まれてきたというのが筆者の見方です。その人の性質は数字だけに現れるのではなくて、(他の分野はあまり分かりませんが)占星術であったり、名前の画数であったり…いろいろなところに出ているはずです。どの占いを見てもだいたい同じような結果になることが多いのは、そういうことではないでしょうか。
もちろん、数字が今後の運命に影響を与えるという発想も否定はできません。モーターと電気の関係のように(物理に詳しくない方は「回生ブレーキ」などで検索してください)互いにつながっているのかもしれませんので「お金持ちになりたいから8を選ぶ」といった数字の使い方も決して間違いではないと思います。
ただ、実際に2種類の誕生日を持って生まれて今まで生きてきた以上は、少なくとも過去を理解するためには両方とも自分を表していると考えるのが自然です。
ここからが本題です。
上記のような考えにもとづけば、実際の誕生日と戸籍上の誕生日が違うというのも現象の一部です。なのでとりあえず、あるがままに受け止めてみましょう。
まず実際の誕生日と戸籍上の誕生日の違いを考えます。前者は「自分の感覚として生まれた日」、後者は「社会に対して使う生まれた日」です。これを数字の解釈に持ち込むと実際の誕生日から計算される数字は「自分が感じている自分の性質」、戸籍上の誕生日から計算される数字は「社会と関わるときの自分の性質」ということになります。
さて、両方の数字を並べたところで、どちらの性質が強く出ているか検証してみてください。生年月日が変わることで違ってくるナンバーは、メインのライフパスナンバー、バースデーナンバー、パーソナルイヤーナンバー、マチュリティーナンバー、未来数などです(ご自分の数字を見たことがない方は自動計算ツールをお使いください)。後二者は年齢によっては検証しづらいかもしれませんが、例えば、パーソナルイヤーのサイクルと自分の過去を照らし合わせてみるなどすると傾向が見えてくるでしょう。
仮に実際の誕生日で昨年のパーソナルイヤーが1、戸籍上の誕生日で昨年のパーソナルイヤーが5だったとして、昨年の出来事を振り返ると「新しいことを始めた一年だった」と感じたら前者が強く出ていたことになります。逆に「仕事で全国を飛び回った」「Twitterのフォロワーが急に増えた」などの場合は後者です。あるいは、「新しいことを始めたら東奔西走することになって大忙しだった」といった具合に1と5両方の特徴が出ることもあります。それはそれで半々だと受け止めましょう。
この比率は将来的に変わるかもしれませんし、意図的に前面に出す方を自ら選んでも良いかと思います。
数字の意味の解説を読む
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