Q. 数秘術で恋愛の相性は分かりますか？

A. ある程度は数字による相性の傾向があるように思いますが、個々人の過去の経験や事情による好き嫌いが大きく出るため一概には言えません。

ただ、数字を見ることでなぜ上手くいかないのか、あるいはなぜ上手くいっているのかという説明はある程度つきます。恋愛においては特にソウルナンバーを意識しておくとお互いのことを理解しやすくなります。

また、ライフパスナンバー（運命数）に由来する相性の良さと、ソウルナンバーに由来する相性の良さを分けて考えることで状況を整理しやすくなるかと思います。

以下、詳細です。

相性の良い人とは？

恋愛の相性を見る方法として一般的に言われるのはソウルナンバーです。ソウルナンバーは、恋愛に限らず家族や親友、仕事の重要なパートナーなど多くの時間を共有する人について理解するときに良い手掛かりになります。（ソウルナンバーってなに？という方は先に解説記事をご覧ください）

この記事ではまず、相性を表面上付き合いやすい人と本質的に付き合いやすい人に分けて考えることにします。イメージしやすいようにそれぞれの具体例を挙げておきます。

（1）表面上付き合いやすい人
・会話のテンポやテンション、笑うツボなどが似ていて盛り上がる
・自分がよく喋るから話を聞いてくれる相手が楽だ（またはその逆のパターン）
・初対面で二人きりでも気まずくならない

（2）本質的に付き合いやすい人
・言葉ではうまく言えないけど、初めて会った時からなんとなく仲間感がある
・深い話をするうちに人生観や価値観が近いことが分かった
・瞬間的にはイラつくことはあるけど、それを根に持つことはない

他にも表現のしかたはあるかと思います。一例として捉えてください。

ライフパスナンバーの相性

さて、上記の（1）と（2）のパターンを数秘術を通して見てみましょう。

（1）の表面上付き合いやすいというのは、お互いのライフパスナンバー（運命数）がうまく噛み合っている状態と言えます。

ここで少し注意が必要なのは、相性が良い特定の数字の組み合わせがあるという意味ではなく、経験上自分が楽に付き合える数字があるということです。

例えばLP3さんの全員がノリが良いとは限りません。なかにはおとなしい3さんもいます。そのような人にとっては、本来なら相性の良さそうな奇数前半の数字（LP1さん、LP3さん、LP5さん）のテンションは疲れて、むしろ偶数さんの方が落ち着いていられるかもしれません。

また、自分がミスが多いのが分かっている3さんにとっては、LP4さんがいてくれた方が安心できるという場合もあります。そして相手の4さんが面倒を見るのが好きな人なら、それはそれで噛み合っていることになります。

いずれにしてもこれらの場合は、瞬間的には打ち解けたり居心地が良かったりするものの、その関係性に喜びを感じるかというとまた別問題です。

あくまでもお互いの行動パターンがちょうど合致しているというだけで、1回や2回なら会って楽しい相手でもそれ以上は特に興味が湧かないということもあるでしょう。

ソウルナンバーの相性

（2）の本質的に付き合いやすいというのは、自分のソウルナンバーの数字の性質が、相手の言動や生き方に共感している状態と言えます。長続きしやすい関係です。

自分のソウルナンバーが、相手のライフパスナンバーやディスティニーナンバーなどどこかに共通要素があるときにこのようになりやすい傾向にあります(※)。お互いのソウルナンバーのみが共通しているときは自覚（言語化）しづらいでしょうが、それでもなんとなく伝わるものはあるでしょう。

自分のソウルナンバーを相手が持っているだけだと一方通行で片思いや憧れの人で終わってしまうかもしれませんが、相手のソウルナンバーを自分がどこかに持っていればお互いに惹かれる要素があるということになります。

相手のソウルナンバーを自分が持っていないときは別の数字になりきって演じることもできますが、それで長続きするか、それで自分が幸せか？という話になると微妙なところです。

噓から出たまことのように数字の殻を破って成長できることもありますし、逆に苦しくなってつぶれてしまう可能性もゼロではありません。相手の数字を知ったとして、どのような舵取りをするかはあなた次第です。数字には現状を説明するところまでしかできないのです。

まとめ＆ご注意

このように書くとソウルナンバーこそがすべてだ！と思われるかもしれませんが、そうは言ってもライフパスナンバー同士の相性も良いに越したことはありません。

ライフパスナンバーの相性は比較的表面上のことに過ぎないとは言ってもやはり最初のきっかけとしては必要ですし、この部分が良ければ仲良くなってからも余計な行き違いが少なくて済むでしょう。ライフパスナンバー同士の相性も良くて、お互いのソウルナンバーの求めているものを満たせる関係が理想と言えそうです。

最後に注意点を書いておくと、世の中すべての人間関係が共通の数字でつながっているわけではありません。

まったく共通点がないように見えても偶数さん同士、3の倍数さん同士…など、ゆるいつながりで成り立っていることもありますし、全然共通点がなくても本人たちの努力で成り立っている関係もあるかと思います。

数字はあくまでも傾向であり、絶対に数字の法則に従わなければならないというものではありません。

相手との関係を冷静に見る手段としては数秘術はとても良いと思いますが、数字ありきの色眼鏡で相手を見てしまっては本末転倒です。

現実を踏まえたうえで、良い関係を築きたいときや仲直りしたいときなどの手掛かりにしていただければ幸いです。

数秘術自動計算ツールは用法・用量を守って正しくお使いください。