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占いのデメリット(こんな人は占いは要注意)

概要

前回の記事で占いのメリットについて書きました。その一方で、もちろんデメリットもあります。

私自身は、占いとの付き合い方を間違わなければ人生にプラスになると考えていますが、実際には占いについて誤解しているケースや、鑑定結果に振り回されている人も少なくありません。

このページでは、占いの悪い影響をとりあげてみたいと思います。読んでいて「自分は占いとうまく付き合えないタイプだな」と思われた場合は十分にご注意ください。

以下、詳細です。

 

占いの結果に振り回される

占いの結果を信じすぎる人は、あまり占いに向いていません。なかでも、占いで幸せになれるという前提の人は要注意です。実際には、幸せになる使い方があるというのが正しく、占いを絶対的なものとして捉えると自分の人生を見失い兼ねません。

悪い運命を知らされて恐怖するパターンは言うまでもありませんが、良さそうな未来を予言されたとしても、それを信じることには一種のリスクがあります。

例えば「あなたは○○をすれば成功します」「○○歳のときに大金を手にします」などと言われたとします。人の意志は弱いもので、良い未来を信じすぎると現実や目の前の課題を甘く見てしまい、成長のモチベーションが下がることがあります。

「うまくいくはずだから頑張ろう」ならいいのですが、「どうせうまくいくだろう」と思い込んでしまって目標の達成に必要な行動を取らなくなってしまうと本末転倒です。

逆に、予言された通りに物事が進まなかった場合も期待外れ感や挫折感でモチベーションを失う可能性があります。さらに、それまで信じてきた道しるべを見失うことにもなります。

宝くじを買うような感覚で「そうなったらいいな」と軽い空想を描いて、モチベーションを上げて日々を過ごす程度ならポジティブな効果があると思います。占いを楽しみながらも、あくまで現実を見据えて自分の努力や選択を大切にできるのであれば、占いを活用する価値は十分にあるでしょう。

 

占いで情報過多になる

もう一つの陥りがちなケースは、占いをしすぎて情報過多になることです。占いの本質は情報の量ではなくチャンスを掴むきっかけを得ることです。

成功への扉を開いたり、問題を解決する道筋を見つけたりする要素は占いの情報の中にありますが、それを拾えるかどうかは本人次第です。拾えない人が鈍いという意味ではなく、人にはタイミングというものがあり、タイミングが来ていないときにいくらヒントをもらっても見過ごしてしまう(または見ないふりをしてしまう)ものです。

占いを試してみてピンと来るものがなかったときに、他の占いで鑑定してもらって答えを探そうとする人は少なくありません。異なる視点やアプローチから物事を理解しようという意図はよく分かりますし、複数の占いで言われたことの共通点を結論とすれば自信をもって判断できるでしょう。

ただ、タイミングが来ていないときに情報量を増やしても、迷いが出てきて判断が難しくなる一面もあり、必ずしも効果があるとは言えません。占いの結果がそれぞれ異なることもあって最終的にどれを信じて良いのか分からなくなり、自分の直感や判断を見失ってしまうリスクもあります。

こちらの図は私の経験的な感覚をざっくりとグラフにしたもので、何か根拠のある数式から導き出されたものではないのですが、占いの情報量とその効果を表しています。

占いの情報量とその効果の関係性

青い線は占いが示唆することからの気づきの量です。メリットと言い換えてもいいでしょう。緑の線は情報に触れることによる受け取り手の迷いの量(不安やミスリードなども含めて、ここでは「迷い」と表現)です。デメリットと言い換えてもいいでしょう。赤い線はメリットとデメリットの差で初期状態の点線よりも下へ行くと逆効果という見方をします。

はじめは占い独特の発想や切り口に触れて発見が多く、その効果が上回っているのですが、その後は情報の新鮮味が薄れてきます。早い段階で結論が出ないと、情報が増えるにつれ、考えすぎて迷いが生じたり混乱したりして判断が曇ってしまいます。個人差があるので万人に当てはまるわけではありませんが「今の自分には占いで得られるものはない」と思ったら、それ以上は深入りしない方が良いでしょう。

占いに依存してしまう

自分にとって納得のいく答えを見つけたくて、結論ありきで占ってもらう人もいます。そのことを自覚していて単に背中を押してほしいというのであれば、占いを行動のきっかけにすることができます。しかし、無自覚で救われる答えを求めている場合、鑑定内容が腑に落ちないと、何度も見てもらおうとして依存的になる場合があります。

また、それとは少しニュアンスが違うのですが、根本的な問題を解決するための行動が起こせないまま、何度も占いに頼ってしまうケースもあります。

これに関しては占い師との相性や鑑定結果の誤解などが解決できない原因かもしれないので、別の人に同じことを聞いてみるのは必ずしも間違いではありません。医療ですらセカンドオピニオンという考え方があるので、不確実性のある占いに対しても当然あって良いでしょう。

ただ、2回鑑定してもらって解決しない問題は、おそらくは3回目以降で解決することはありません。明らかに未熟な占い師に当たってしまった場合は話は別ですが、そうでなければ前の項目で示したグラフのとおりで、次第にデメリットの方が多くなってくるでしょう。

もちろん事情は人それぞれではありますが、そのようなとき、多くの場合は自分自身が変わらないとどうにもならないことを小手先の開運術や表面的な知識で解決しようとしているのではないかと思います。

占いは道しるべですが、それに合わせて自分が変わるのはそれ相応に努力や労力、強い意志などが必要になります。一時的には変われても、それを継続するのは簡単ではありません。しかし人間の心理としては、占いに期待していた答えや効果が得られなかったとき、そうした現実をすっ飛ばして、不足感や不安感を埋めるためにもう一度鑑定してもらいたくなるものです。3回目でダメなら4回目、5回目…となってしまうこともあるので要注意です。

まとめ

占いのデメリットは多岐にわたりますが、本来は良い人生を送るための参考として活用するものであり、あくまでヒントのひとつであるという意識があれば振り回されることは少なくなります。

占いに影響されやすい人は(そういう人ほど占いに依存しやすい気もしますが…)少しずつでも自分で判断する癖をつけていくことをおすすめします。

占いを鵜呑みにして成功するケースもありますが、それは運が良く、かつ成功するための下地が既にできあがっている人に限られます。

多くの人に共通するアドバイスとしては、最終的には自分自身の考えをもとにして行動することが大切です。占いが人生を縛ることのないように優先順位を意識しましょう。

占いを活用するにあたって、自分が本当に何を求めているのか前もって考えておくことが大切です。多くの占いを試すのであれば、自分の中で一貫した軸を持っておく必要があります。納得のいく答えが得られなかった場合でも、すぐに別の占いに行くのではなく少し時間を置いて自分なりにその結果を振り返り、自分なりの解釈を加えて今できることを試してみるのも有効です。

占いは量よりもタイミングが重要です。また、占う側の立場としても占いは決して完璧ではないと思います。デメリットも考えた上で、うまく活用していただければ幸いです。

 

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