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9.なぜゾロ目(マスターナンバー)は一桁にせずそのままにするの?

Q. なぜ数秘術ではゾロ目(マスターナンバー)が特別扱いになるのですか?百歩譲って11月や11日、22日などに意味があるというのならまだしも、年月日の数字を足した結果のゾロ目にはまったく根拠がないように思えるのですが…

A. まったくおっしゃる通りだと思います。当事者であるライフパスナンバー33の筆者ですら、どう考えても不自然な気がします。もともとのモダンヌメロロジー(現代数秘術)では11と22のみがマスターナンバーとして扱われていましたが、近年になって一部では33も扱うようになってきています。もしこの手法が正しいのであれば、その根拠はコンパウンドナンバー(一桁にする前の、すべての数字を足し算したときの合計の数)にあるのだと思いますが…順を追って考えてみましょう。

以下、詳細です。

 

そもそもなぜ根拠が無いように見えるか

この話の大前提として、数秘術が統計上たしかなものだとします。実際には、単なる幻想・デタラメかもしれませんが…それはまた別の項目で議論したいと思います。

そのうえで、ここではマスターナンバーの意味について考えてみます。マスターナンバーというのは、もともとのモダンヌメロロジー(現代数秘術)では11と22のことを指します。なぜ11と22が特別扱いなのかという話は『数秘術の世界―あなたの人生を導く『数』の神秘』に一部解説が書かれていますが、その根拠については著者の方もやや疑問に思っておられるようで、根本的には納得しにくいところです。

そこで、ここからは独自の見解になりますが、筆者なりに立てた仮説をみなさんと一緒に考えてみたいと思います。

まず、生年月日のすべての数字を足し算したときの合計の数に注目します。これをコンパウンドナンバーというのですが、例えば1980年5月6日生まれの方の場合は

1+9+8+0+5+6=29

と計算してコンパウンドナンバーは29になります。そして、ライフパスナンバー(運命数)を求めるときは十の位と一の位を足して

2+9=11

これで11ということになるのですが「この、こねくり回した結果のゾロ目になんの意味があるの?1+1=2とした方がむしろ自然なのでは??」というのがみなさんの疑問だと思います。

結果としてのゾロ目ではなく、その前の数字に注目する。

最終形の11の部分だけ見ればたしかにそうなのですが、その前の2+9の部分に注目してみましょう。コンパウンドナンバーが29だから上記のとおり2+9という計算をしたわけです。もしこれが38なら3+8、47なら4+7という計算をすることになります。

29→2+9
38→3+8
47→4+7

これらの足し算の結果はすべて11になりますが、ひとつ共通点があります。どれも奇数と偶数が1つずつの組み合わせになっています。

次に、最終形が2になる場合を考えます。コンパウンドナンバーが2または20のどちらかであれば2になります。

2→2
20→2+0

※生年月日をもとに計算する場合、合計が最小になる2000年1月1日生まれでも4なので、コンパウンドナンバーが2の人は存在しません。

話を戻して、これらの組み合わせには奇数がありません。なので、たまたまですが、最終形が11になる場合は奇数と偶数の組み合わせ、最終形が2になる場合は偶数のみ(純粋な2)という関係になっています。

つまり、もしコンパウンドナンバーに何らかの意味があるのならという条件つきですが、11と2を区別する理由はここにあるのかもしれません。ライフパスナンバー11の人には1と2の要素が同時に存在するというのが定説ですが、コンパウンドナンバーに奇数と偶数が1つずつあるからだと考えると、それなりにつじつまが合います。

***

ところで、コンパウンドナンバーが11になる場合についてはまだ説明していませんでした。

11→1が二つ

この場合は奇数+奇数になり、今までにないパターンです。ところが、モダンヌメロロジーが確立されたのは1900年代です。1900年1月1日でも合計は12になってしまいますので、このパターンについては十分な検証がなされていなかった可能性があります。

2000年代の生まれの人には、コンパウンドナンバーが11になる純粋な11さん(いわゆるスピリチュアル/インスピレーション系と予想される人たち)が結構な割合で存在します。この人たちこそ本当の意味での11であって、29、38、47の人とは少し系統が違うのではないかと思っているのですが…なかなか2000年代生まれの人に会う機会が少ないのでまだ検証できていません。

以上、繰り返しになりますが、これは筆者の仮説のひとつです。いずれにしても、こうした不明瞭な計算手法を使っている数秘術はまだまだ発展の余地があり、特に2000年代の生まれの人の数字は検証すべきことがたくさんあるように思います。

数字の意味の解説を読む

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