さて、ここからは具体的な解説に入ります。このサイトの冒頭でも少し触れましたが数秘術では1から始まって9で終わる9ステップで1サイクルが完結すると考えます。
生年月日をすべて足すと言いましたが、話を簡単にして、生まれ年だけで計算してみましょう。例えば1970だけを一桁化すると
1+9+7+0 = 17
↓
1+7 = 8
となるわけですが、唐突ですが、ここで1970を9で割ってみてください。
1970÷9 = 218あまり8
はい。数秘術方式で一桁化したものと、9で割ったときのあまりが同じ8になりました。これは偶然ではありません。詳しい説明は省きますが数学的にそうなるようにできています。数秘術方式で9になるときだけは、ちょうど割り切れてあまり0になります。
話を戻して、1970年は西暦が始まってから218サイクルした後の8ステップ目の年である、ということです。9ステップで1サイクルということと、すべての数字を足して一桁化するということは実はつながっていたのです。
(以下、数学は苦手なんです>< という方は読み飛ばしていただいてもOKです。数秘術の実用には影響ありません)
…とは言うものの、数秘術では年月日まとめて計算します。ここでまたなぜ?と思ってしまいます。年だけなら9で割るという概念も通じるのですが、別物であるはずの月と日を8桁の数字として扱うのは明らかに違和感があります。
結論から言うと、どうやらステップ数とサイクル数を合算することに意味があると数秘術では考えるようですが、いきなりそう言われてもピンと来ませんね。この疑問に答えるために、そもそもなぜ9ステップで1サイクルなのか、というところまで戻ってみましょう。
人が10進数を使うのは、普通に考えたら人の両手の指の数が10本だからですよね。じゃあ素直にそのまま10ステップ1サイクルでいいんじゃないの?と思いますが、ここに数秘術のミソがあります。
例えば17という数字は10進数で見ると、そのまま1サイクル後の7ステップ目だと考えられます。これを9進数(9ステップで1サイクル)で見ると、1サイクル後の8ステップ目になります。
つまり、10進数でのサイクル数とステップ数の合計が、9進数のステップ数として現れています。数秘術でやみくもに9進数を使われているのではなく「10進数でのサイクル数とステップ数の合計」こそ意味があると考えてのことなのでしょう。
そう考えると、生年月日をすべて足す方法は
(年の10進数でのサイクル数+ステップ数)+(月の10進数でのサイクル数+ステップ数)+(日の10進数でのサイクル数+ステップ数)
を計算していることになります。(細かい話になるので説明を端折りましたが、興味のある方はご自身で検証してみてください。)まあ、依然なぜ?という疑問はつきまとうものの、意図は理解できなくもないかな…といったところではないでしょうか。
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