それではまず否定派の、名付けて「ただの思い込み説」から見ていきましょう。
否定派の前提として「だいたい、人ってそんな簡単に割り切れないものでしょ?」という考え方があります。明るい性格に見える人にも暗い一面があって、活動的な人も実はどこかで休息を欲しているわけです。
数秘術では12種類に分類すると言いましたが、一人の人間のなかに12種類ぐらいのキャラクターが存在していても何もおかしいことではありません。そのなかの1つのキャラクターについての解説を読み上げて「ほら、当たってるでしょ」と言われても「そりゃあ、誰でもそういう面あるよね」という話になります。
ここまでならまだマシなんですが、しつこく占い結果を押し付けられると、これは問題です。
筆者自身が数秘術を活用する一方で、いまだにこう考えている、ということでもあるのですが…「あなたってこういう性格ですよね」と何度も言われると自分がだんだんそれに合わせていくようになるのではないか、という懸念があります。
「うーん、そんなことないと思うんだけどなあ」
↓
「そこまで言われると、まあ、まったく無いとは言えないけど…」
↓
(無理やり当てはまりそうな事例を思い出して)「ああ、あるっちゃあ、あるよね」
↓
「あ、自分はこういう性格だったんだー」
↓
(一度受け入れると、今度は他人に対して)「私ってこういう性格だからさー」
↓
(まわりの人も)「あ、〇〇さんてそういう性格だったんだー。意外~」
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(別の機会に周りの人から)「〇〇さんてこういう性格だし、△△役にぴったりじゃん」
↓
(役をこなしているうちに)「私にはやっぱり△△役が向いてるみたいだね♪」
…となってウソから出たマコトというか、占いの結果が既成事実化していくというパターンが考えられます。それで本人が喜んでいる場合はまだ良いとして、「自分はこういう性格のはずなのに…」と無理やり自分を型にはめて考えてしまうと、しんどくなるばかりです。
そんな占いごときに洗脳されてはたまらないし、科学的な根拠もないものに人生を委ねるなんてとんでもない、というところですね。
「人は努力した方向によってその努力に応じた才能が開花するのであって、もともとの向き不向きなんてものは誤差程度でしかない。なりたいようになるのが人間だ!自分を信じろ!」
…と、否定派は叫びたいことでしょう。(その後、少し別の観点から数秘術は当たらない?を書きました。ご興味ありましたらあわせてご覧ください)
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