初っ端から結論を言ってしまいますが、理論上、ライフパスナンバー(LP)が奇数になる人の方が多く生まれる計算になります。なんとなく奇数さんと偶数さんは半分ずついるものだと思い込みがちですが実はそうありません。そもそも数秘術の考え方では1に始まって9に終わるわけで、この時点で既に奇数が5つ(1, 3, 5, 7, 9)偶数が4つ(2, 4, 6, 8)というアンバランスな状態になっています。
加えて、マスターナンバー(ゾロ目)が存在します。生年月日の順に追っていくとLPは基本的に(月の変わり目を除いて)1,2,3,4,5,6,7,8,9,1,2…という循環をしています。計算例を見てみましょう。ライフパスナンバーの計算方法については数秘術の基本概念をご参照ください。
2016年4月1日
→2+0+1+6+4+1=14
→1+4=5
2016年4月2日
→2+0+1+6+4+2=15
→1+5=6
2016年4月3日
→2+0+1+6+4+3=16
→1+6=7
2016年4月4日
→2+0+1+6+4+4=17
→1+7=8
このように、日が進むごとに5、6、7、8と数字が増えていきます。…が、例外的にマスターナンバーになる場合もあります。
2016年1月1日
→2+0+1+6+1+1=11
これは本来2になるはずのものですが、マスターナンバーの11として計算終了です。同様に一桁にすると6になる日付も一部33として扱われます。このため、さらに偶数が減って奇数が増えるという仕組みになっています。
では、実際どれぐらい奇数の方が多いのでしょうか。地球に住むすべての人の生年月日を調査することはできないので概算で見積もることにしました。「1日ごとに1人生まれる(毎日同じ人数が生まれる)」と仮定をします。実際には時代によって出生数も違いますし、一年のうちでも誕生日の統計(参照サイト:日本人の誕生日ランキング)を見るとかなり偏りがありますが、話を簡単にするためにここでは考慮しません。
サンプリング期間によってもある程度結果が変わってくるのですが、1901年~2100年の200年間で計算しました。過去に生まれた人も将来生まれる人も含めて、まあこれぐらい見ておけば傾向はつかめるでしょう。結果は以下のとおりです。
この表は、年ごとの奇数と偶数の割合をプロットしたものです。奇数と偶数を足すと100%になります。参考としてゾロ目(マスターナンバー)の割合も入れておきました。
全体を見渡すと、すべての年で奇数が50%を上回っています。最大では奇数が77%に達します。比率にすると最大で奇数3.36:偶数1(1976年)、最小は奇数1.27:偶数1(2008年など)となっています。全体を平均すると奇数が65.2%、偶数が34.8%、比率にして奇数1.87:偶数1になります。
余談ながら、黄金比(61.8:38.2)に近いのもひょっとすると何か意味があるのでは?と深読みしたくなりますが、果たして…。
ところで、以前にも少し触れましたが奇数は変化を求め、偶数は安定を求める傾向があります。実際、筆者のまわりを見渡しても奇数さんは時間を守らなかったり、言いたい放題言ったり、空気が読めなかったり、物忘れが激しかったり、変人だったり、まあ面倒くさいことこの上ありません(笑)。なにしろ筆者自身がその代表格ですので(爆)類友現象で集まってくるのでしょう。
一方、数少ない偶数さんの知り合いは連絡がこまめで、お金の勘定がキッチリしていて、以前のことをちゃんと記憶していて、面倒見がよくて…と、地に足がついている印象があります。この傾向と、今回紹介した奇数65.2%・偶数34.8%のデータをあわせて考えると…乱暴な言い方をするなら「世の中まともなヤツの方が少ない」ということになりますね^^;
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